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【エンタメよもやま話】中国観客が米ハリウッドから国産映画にシフト、その理由は

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 さらに、前述のグローバル・タイムズによると、このうち、年間で最も盛り上がるサマーシーズン(6月から8月)の興行収入は、前年の同じ時期より7%増の25億ドル(約2800億円)で過去最高を記録しました。

 そして、こうした好調ぶりは国産映画の絶好調ぶりが支えていました。今年1月から8月に公開された国産映画の総興行収入は44億5000万ドル(約4980億円)で、前年の同じ時期より46%も増加。中国の映画配給審査協会によると、7月末には国産映画の市場シェアが66%に達したといいます。

 ところが、今年1月から8月に中国で公開された米ハリウッド映画のヒット作の総興行収入は、前年の同じ時期に比べて18・1%減の22億5000万ドル(約2520億円)と振るわなかったのです。

 前述のハリウッド・リポーター誌の電子版は<(こうした)下落傾向が今年の残り3分の1でも続くなら、(米ハリウッド映画が)過去10年で初めて、世界で最も人口の多い国で堅調な成長を見せない事例となる>と明言しました。

 ちなみに、中国最大の映画チケットのオンラインサービス会社「マオヤン」の集計によると、今年のサマーシーズン(6月から8月)に中国で封切られた映画は、前年の同じ時期より1本多い137本(その前の年、2016年は114本)で、国産の映画は前年の同じ時期より7本少ない114本でした。

 一方、輸入映画(ほとんどが米ハリウッド映画)は23本で、前年の同じ時期より8本も増えていました(その前の年の2016年は16本でした)。

 ところが、米ハリウッド映画の市場シェアは大きく減少していたのです。今年のサマーシーズンの米ハリウッド映画の総興行収入は約32億ドル(約3580億円)で、市場シェアは24・4%ですが、この数字、前年より5・3ポイント、その前の年の2016年より8・1ポイントも下落していたのです。

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