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【エンタメよもやま話】中国観客が米ハリウッドから国産映画にシフト、その理由は

今年のサマーシーズンを含む1月から8月の中国の映画市場で、米ハリウッド映画が不振だったことなどを伝える米業界誌ハリウッド・リポーター(電子版9月4日付)
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 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、エンタメの王道、映画のお話ですが、本コラムで定期的にその動向をご紹介している米ハリウッドと中国との関係です。

 昨2017年の5月4日付の本コラム「中国に媚びたが“冷や水”…目が覚めたハリウッド、買収案件『金ない』次々ご破算の深い事情

https://www.sankei.com/west/news/170504/wst1705040006-n1.html

や、今年2018年8月17日付の本コラム「ハリウッドが危機に トランプvs中国 貿易戦争の副産物

https://www.sankei.com/west/news/180817/wst1808170004-n1.html

でご説明しましたが、近く、米国を抜いて世界最大の映画市場になるのが確実な中国に、いろんな意味で媚(こ)びていた米ハリウッドが昨年から一転、中国側の事情で距離を置き始め、中国側も中国共産党がハリウッド映画に厳しい目を向け始めるなど、双方の関係は着実に悪化しています。

 そして、ついに中国共産党だけでなく、米ハリウッド映画に純粋に熱狂していた中国の人民もそっぽを向き始めたようなのです…。

▼媚中も“冷や水”ハリウッド、買収案件『金ない』次々ご破算の深い事情

▼ハリウッドが危機に トランプvs中国 貿易戦争の副産物

 どういうことかと言いますと、今年1月から8月までの中国の映画市場は、全体で見ると大いに盛り上がったのですが、米で大ヒットしたハリウッド映画は振るわず、その興行収入は、前年の同じ時期に比べて大きく落ち込んだというのです。

 人民日報(中国共産党中央委員会の機関紙)系列の英字紙グローバル・タイムズ(9月3日付)や、翌4日付の米業界誌ハリウッド・リポーター(いずれも電子版)などが報じているのですが、その最大の理由は、多くの人民が米ハリウッドの娯楽大作ではなく、国産映画に流れたからなのです…。

■アベンジャーズ級400億円の大作、それも3本…

 豪シドニーにある有力シンクタンク「ローウィー研究所」が2007年に立ち上げたブログ「ザ・インタープリター」(9月24日付)によると、今年1月から8月に中国で公開された全映画の総興行収入は67億9000万ドル(約7600億円)で、前年の同じ時期と比べて約16%増と好調でした。

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