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ドングリ不作、ツキノワグマ出没に注意 滋賀県

県内で目撃されたツキノワグマ=平成25年(県提供)
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 滋賀県は今秋のツキノワグマの出没予測を発表した。エサとなるドングリが不作なため、冬眠前にエサを求めて「生息域付近の集落に姿を現す可能性がある」としている。行楽シーズンを迎え、登山者らが増えることから、県は山に立ち入る際には早朝や夕方の単独行動を避けたり、ラジオや鈴を携帯したりするなどして、クマとの遭遇を避けるよう注意を呼びかけている。

 ツキノワグマは県内の湖北地域、湖西地域、比良山系、鈴鹿山系に生息しており、主に湖西、湖北両地域の山地と平野部の境界付近で目撃が集中している。

 クマは例年10~11月、冬眠前に栄養を蓄えるために活発に行動する。人里に出没するのは、すみかの山に十分なエサがないためとみられ、エサとなるドングリなどのできと目撃数との相関関係が指摘されている。

 県などが実施した木の実の生育調査では、今年はブナ、ミズナラ、コナラのいずれも不作だった。約160件のクマの目撃情報が寄せられた平成26年度ほどの極端な不作ではないため、県自然環境保全課は「大量出没にはならないものの、エサを目当てにクマが集落に現れるケースが増える可能性がある」とみている。

 今年4~9月には大津、高島、米原の各市などで計80件の目撃情報が寄せられており、クマが目撃された地域では今後も出没が多くなると予測されている。

 同課は「ツキノワグマは臆病な動物で、遭遇を少なくすることが被害防止につながる」と指摘。山間部の地域では、クマを引き寄せる生ゴミを家の前などに放置せず、収穫しないカキやクリ、ハチの巣を撤去することが必要としている。

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