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【関西の議論】実は間違い、横断歩道「手を上げて」

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 いずれにせよ、教則から消えたこともあってか、現在は「手上げ横断」の指導は行われていないケースが多い。

 大阪府道路環境課によると、児童らに「右左をよく確認して渡りましょう」と教えているが、「手を上げましょう」という指導はこれまで行ってきた記録が確認できないという。担当者は「手を上げるより、やはり自分の目で左右の安全を確認することが一番大事」と説明する。

浸透の理由は「笑点」?

 いつの間にか消えた手上げ横断。確かに左右の安全確認のほうがより重要だが、そもそも手を上げて横断するというのは風潮はどのようにして定着したのか。

 全国の交通安全教室は、昭和30年代後半から40年代にかけて始まった。当時は毎年全国の死者数が年間で1万人を超える「第1次交通戦争」。子供の交通死亡事故も急増したことから、教育現場で交通ルールを徹底することとなった。

 その中で、重点推進事項として、「歩行者と車の運転者の間で手で合図をし合うこと」が掲げられ、「手を上げて(ドライバーに合図しながら)横断歩道を渡りましょう」との指導につながった。

 また、昭和40年代後半には、人気お笑い番組「笑点」で、座布団を運んでいた俳優、松崎真さん(故人)があいさつで「手を上げて、横断歩道を渡りましょう」と手を高く上げていた。これが流行したことも影響しているとみられる。

 教則から消えたものの、手を上げる行為は事故防止に効果がある。小さな子供の視認性を向上させるのだ。

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