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【浪速風】こんな総裁を送り込んでと、中国は謝罪すべきではないか(10月9日)

孟宏偉ICPO総裁=5月、フランス・リヨン(ロイター)
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 記者が老人に尋ねた。「新政権の汚職取り締まりは本気のようです。どう思われますか」「というと、今までの取り締まりはお遊びだったのかい」。数年前に中国で広まったジョークだそうだ。「トラもハエもたたく」という習近平政権の「反腐敗キャンペーン」は権力闘争としか思えない。

 ▼インターポールの名で知られる国際刑事警察機構(ICPO)の孟宏偉(もう・こうい)総裁が、中国に一時帰国して消息不明になった。妻に刃物の絵文字のメッセージが届いたというのも謎めいている。孟氏は辞任を表明し、中国政府は身柄を拘束して収賄容疑で取り調べていると発表した。真相はまだわからない。

 ▼ICPOは国際犯罪の摘発、防止を目的にした各国警察の協力機関である。トップの不祥事とすれば、そんな人物を送り込んだ中国は納得できる説明と謝罪をするのが責務ではないか。孟氏の就任には中国による政治利用も懸念されたが、国際社会の信用が失墜したのは確かだ。

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