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【関西の力】教育・源流(2)阪大の研究拠点 若者の野心に応えられる「場所」とは

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コロキアムで発言する研究者たち
コロキアムで発言する研究者たち

大御所も駆け出しも関係なく活発な議論を

 IFReCのスタッフも国際色豊かで、現代の“適塾”として、その精神を引き継ぐ。英語が公用語だ。セミナーや講演会の案内を表示する研究所内のモニターも、エレベーター内の音声案内も全て英語が使われる。

 審良教授は「日本にいながらにして外国にいるような環境になっており、語学が苦手な日本の若い研究員も、外国出身者と日常的にやりとりする中で、研究に必要な英語力を伸ばしている」と語る。

 多様な背景を持つ研究員の交流を促す“仕掛け”も豊富だ。2カ月に1度、若手を中心に研究員2~3人が、IFReCに所属する全員の前で、実験で得られた最新のデータや知見を発表する「コロキアム」を開く。大御所も駆け出しも関係なく活発な討論が行われる。

 冬には毎年、シンガポール免疫学ネットワーク(SIgN)と共催し、ウインタースクールを開催。昨年1月には世界中からあった191人の応募の中から選ばれた49人の大学院生らが集い、4日間の講義と2日間の国際シンポジウムに参加した。

若い力を関西に呼び込む

 IFReCに移籍した指導教官の下で研究に励む九州大の大学院生、塩川萌さんは「いろんな国の同年代の人と知り合えたのは大きな財産。大きな学問体系の中での自分の研究の立ち位置も、少し分かった。今のところ対症療法しかないリウマチなど、自己免疫疾患の完治につながる研究を目指したい」と意気込む。

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