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【瀬戸内家族】お遍路 超俗の佇まいに心静まり 写真家・小池英文

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 先週に引き続き松山の話を。どこかゆったりとした空気が流れる松山だが、そう感じさせる理由の一つにお遍路さんの存在もあるかもしれない。

 松山には八つの霊場がある。切実な理由を持って巡拝する方が多いとはいえ、社会生活から一歩離れた彼らの存在には独特の自由さを感じてしまう。

 ちなみに、妻は松山で大学生活を送った。今も当時の友人宅に遊びにゆくのだが、そこで味わう松山の街との落差は圧巻だ。とにかく友人宅では双方の子供が入り乱れて大騒ぎだし、妻らは四方山話に笑いが尽きない。また女性というのは逞(たくま)しいもので、大笑いしながら手ではオムツを替えたり子供らを突然叱り飛ばしたりしている。

 まったく妻や子供らの騒々しいこと!そこで脱兎のごとく家を抜け出し、近くのお寺に散歩にゆく。

 するとお遍路さんの凛(りん)とした姿が目に飛び込んでくる。身を包む白衣は死装束だという。俗世を超えたその佇(たたず)まいを眺めていると、心がふっと静まってくるから不思議なものだ。

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