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【プロフェッショナル】第2の人生を…56歳で鍼灸院開業

56歳で鍼灸院を開業した伊吹ゆかりさん=京都市中京区(寺口純平撮影)
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 京都の町家が軒を連ねる一角の瀟洒(しょうしゃ)なマンションに「伊吹鍼灸(しんきゅう)治療院」(京都市中京区)がある。今月28日で開業4周年を迎える。700メートル圏内には鍼灸院や接骨院が30軒近くもある“激戦区”だが、院長の伊吹ゆかりさん(60)は看板も掲げず、1人で治療にあたってきた。

 鍼灸師になったのは56歳のとき。「生涯現役でできる仕事を探していました。『勤めています』じゃなくて、自分の職業を言えることが夢だった」と話すように、「今は世界で一番幸せなんと違うかなと思っています。仕事が大好きです」と笑顔を見せる。

 20年の結婚生活にピリオドを打ち50歳で離婚。祇園(ぎおん)のライブバーなどで働きながら2人の子供の成長を見守ってきたが、最後の学費を払い終えると“燃え尽き症候群”に陥った。そんなときに自宅近くの京都医健専門学校(同区)を訪れ、鍼灸科の菊井由紀子学科長と出会ったことが転機になった。

 「第二の人生をスタートする人って大歓迎。楽しく勉強しましょうね」と後押しされ、平成22年4月に52歳で入学。同級生はほとんどが自分の子供と同じ世代で、「入学式に出席したら、保護者と間違えられた」と振り返る。

 「おばちゃんになってから学校へ通ったのがよかった。20代だったら辞めていたかもしれない。しんどいときは、応援してくれる先生方の顔が浮かんできて…」

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