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【西日本豪雨】実家が“被災”した記者の3カ月 岡山支局、中村記者 

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 猛暑の中で懸命に作業に取り組んでくれた彼らは、貴重品や写真などを見つけると「捨てないでおきましょう」などと気を使ってくれた。絶望的に思えた家の中の惨状は、数時間で家財が搬出され、手を合わせたくなるほどにありがたかった。

 実家は水害対応の保険に入っていたが、手続きには紆余(うよ)曲折もあった。補償を受けるには保険会社の査定があるが、立ち会いをせず任せきりにしていた。

 その後のやりとりで、浸水高が約40センチも低く査定されていたことが判明。再度立ち会いのもとで査定を受け、2階床下から180センチの浸水が認められたが、当初の査定では補償に大きな差が出たかもしれない。

 わが家は岡山県が用意したみなし仮設住宅に入居し、ようやく平穏を手に入れ、どうにか家の再建などの先行きも見えてきた。

 友人たちも頑張っていた。真備(まきび)中時代の同級生(54)が経営する理髪店も浸水したが、周囲からの「早く店を再開して」の声を受け、リフォームを実現。8月中旬に店を再開させた。

 その一方、近所にはいまだに家の片付けもままならない様子の高齢者世帯もある。早々に解体、撤去されたなじみの店もある。

 被害の甚大さは物質面だけではない。生死を分け、さらには思い出を奪われた故郷の人々の心に大きな爪痕を残したことを実感させられ、複雑な気持ちをぬぐえずにいる。

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