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奈良県立高生が教育長に直談判「閉校納得できない」

県教委の吉田育弘教育長(左奥から2人目)と懇談する平城高校の生徒ら=奈良市
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 奈良県立高校の再編計画で、閉校が予定されている平城高校の生徒が4日、県教委の吉田育弘(やすひろ)教育長と同校で懇談した。計画を拙速に進める県教委の手法や再編対象校の選び方について、生徒から質問が殺到。議論は紛糾し、懇談は当初予定された45分を大幅にオーバーする1時間半にも及んだ。

 関係者への説明不足を指摘され、県教委は再編予定の8校を対象に9月18日から順次、懇談を実施している。平城高校では全校生徒から希望者を募り、男女12人が参加を志願した。

 懇談では「閉校を取りやめにできないのか」「奈良高校との統合はできないのか」など計画の変更を求める意見が出たが、吉田教育長は「すでに決定しているので、計画が変わることはない」と回答。参加した男子生徒(16)は「すでに決定しているのなら、なぜ懇談を開いたのか。生徒たちの意見を事前に聞いてから、計画に反映すべきだったのではないか」と疑問を口にした。

 「なぜ平城高校の閉校を決めたのか」との質問に、吉田教育長は「3校を閉校して2校を新設するに当たり、議論して決めた」などと明言を避けた。生徒らは具体的な回答を求めたが、最後は時間超過を理由に打ち切られた。別の男子生徒(18)は「納得できる説明はなかった。もう一度、機会を設けてほしい」と憤った。

 懇談後、吉田教育長は「納得してもらったとは思っていない。要望があるならまた行いたい」と話した上で、「学校の伝統や文化を継承してほしいなどの意見は可能な限り、対応したい」と述べた。また、関係者への説明が後手に回ったことには「2月の段階で、校名を明らかにしておくべきだった」と釈明した。

 県立高校の再編計画は6月8日に発表され、7月3日の6月定例会本会議で可決。今月5日の本会議で関係条例が可決される見通しで、計画が具体的に進んでいくことになる。

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