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ホッキョクグマのユキ、姫路から秋田へ「嫁入り」か

秋田への「嫁入り話」が進むホッキョクグマ「ユキ」=姫路市本町
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 兵庫県姫路市立動物園(同市本町)で飼育されているメスのホッキョクグマ「ユキ」(18歳)に新たな“縁談”が持ち上がっている。有力候補は秋田県男鹿市の男鹿水族館GAOにいるオスの「豪太」(14歳)。ユキは現在のパートナー「ホクト」(17歳)との間にこれまで赤ちゃん3頭を産んでいるが、いずれも数日で死んだ。今後も妊娠の兆候がなければ、来年3月にも秋田へ「嫁入り」する予定だ。(荒木利宏)

 ユキはセルビアの動物園で誕生。ロシアの動物園生まれのホクトとともに平成14年から姫路市立動物園で暮らしている。

 ホッキョクグマは、狩猟や地球温暖化の影響で数が減っているとされ、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定。研究目的以外の輸入が制限されていることに加え、出産しても子育てを放棄する母親もあり、ホッキョクグマの繁殖自体が難しいという。

 日本動物園水族館協会(JAZA)は、出産可能年限とされる20歳が迫ったメスを優先的に他施設で繁殖させるプロジェクトを進めており、姫路市立動物園にも協力を要請。今年1月にパートナーを亡くした豪太のいる男鹿水族館GAOに来年3月中旬にもユキを貸し出すことになった。

 ユキは豪太より4歳年上だが、誕生日は同じ11月26日。男鹿水族館GAOの広報担当者は「運命的なものを感じる」と繁殖に期待を寄せる。

 ただ、今年4月にはユキとホクトの間で交尾が確認されている。妊娠の兆候は出産直前にならないと分からないが、この冬の出産シーズンに赤ちゃんが生まれ、無事に育てば嫁入りは中止になる。

 姫路市立動物園の安井聖二園長は「できれば住み慣れた姫路の地で赤ちゃんを産んでほしい」と複雑な心情をのぞかせている。

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