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関空、想定外だった「浸水・橋破損」 訪日客回復へ官民フル回転

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 インバウンド向け旅行会社「フリープラス」(大阪市北区)によると、10月のツアー予約人数は前年同月比で約8割。9月の台風直後にキャンセルが相次いだことが響いている。ただ11月以降は前年と同水準以上に戻る見通しという。影響が長期化する懸念もあっただけに、小西宏明取締役は「空港復活の効果が大きい」と安堵している。

 大阪入国管理局関西空港支局によると、関空が全面再開した9月21日に同空港から入国した外国人は前年比1%増の2万971人まで回復。その後も台風24号上陸の30日を除き、大きな落ち込みはないという。

 ■無料パス配布も

 訪日客を取り戻す官民の取り組みも進んだ。

 大阪観光局は、台風21号上陸直後の9月6日、主要観光施設への入場が無料・割引になる大阪周遊パス(1枚3300円)の無料配布を始めた。1800万円の負担を即決した溝畑宏局長は「すぐに手を打つことが重要だった」と振り返る。政府も9月21日、観光業界とともに133の観光振興策を開始した。

 ただ、影響が払拭されたわけではない。台湾では、関空連絡橋にタンカーが衝突した映像の衝撃が大きかったといい、フリープラスでは台湾からのツアー数が10月前半は前年から半減。大阪観光局は9月21日、台湾でアイドルグループ「関ジャニ∞」と記者会見して関西訪問を呼びかけたが、まだ時間がかかりそうだ。(阿部佐知子、黒川信雄)

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