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関西電力、京都・宮津の石油火力2基の再稼働を断念

台風対策と宮津エネルギー研究所について関電の岩根社長(左)と話す西脇知事=2日、京都市上京区(園田和洋撮影)
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 関西電力の岩根茂樹社長は2日、「宮津エネルギー研究所」(京都府宮津市)にある長期停止中の石油火力発電所2基(出力計75万キロワット)について、「再稼働にこだわらず、再開発を含めて幅広い将来像を検討していきたい」と述べ、再稼働を事実上断念する方針を明らかにした。

 同日、京都市内で西脇隆俊府知事らに伝えた。関電管内では電力小売りの全面自由化で販売電力量の減少が続く一方、原発4基(出力計410万キロワット)の稼働体制が整っており、発電コストが高い石油火力発電所の扱いが今後の焦点になりそうだ。

 岩根社長は西脇知事と宮津市の城崎(きざき)雅文市長と面会し、「今後の需要動向次第では(2基の)再稼働の可能性がないことはないが、需要が大幅に増えることは考えにくい」と説明した。

 研究所の1、2号機は平成元年に運転が開始されたが、電力需要が低迷するなどし、14、16年にそれぞれ長期停止となった。関電は東日本大震災後、全原発停止によって不足した電力を火力発電所を稼働させて賄ったが、1、2号機は再稼働に至らず、府や市などが繰り返し再稼働を要請していた。

 関電の石油火力発電所は現在、ほかに多奈川第2発電所(大阪府岬町)の2基が長期停止中。海南(和歌山県海南市)、御坊(同県御坊市)、赤穂(兵庫県赤穂市)、相生(同県相生市)の4カ所が稼働しているが、相生はすでに石油以外への燃料転換が進められている。

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