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【宝塚歌劇団】月組娘役トップの愛希れいか、本拠地に別れ「大劇場には神様がいる…」

サヨナラショーを披露する愛希れいか(中央)
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 宝塚歌劇団の月組娘役トップスター、愛希(まなき)れいかの退団公演となる「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」が1日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎えた。終演後は愛希のサヨナラショーと退団者のあいさつが行われ、満員の観客に別れを。パレードでは約1300人のファンに見守られ、本拠地を後にした。

 台風一過のこの日、タカラジェンヌの正装である黒紋付きに緑のはかま姿で大階段を降りた愛希は退団者のあいさつで、「今日この日まで、自分が卒業する実感があまりなく、まだ夢の中にいるような気分です」と切り出した。

 だが、サヨナラショーで観客や組の仲間の顔を見たとき、さまざまな思い出が蘇り、胸が熱くなったという。「いま私がここに立っていられますのも、出会うことのできたすべてのみなさまのおかげです。心から感謝の気持ちを込め、本当にありがとうございました」とあいさつ。

 前日の9月30日を含め、台風の影響で公演が2度中止となったことを思いつつ、「今ここにいる出演者全員、誰一人かけても月組のエリザは作り上げられなかった。東京に向け、さらにブラッシュアップして、深めてまいりたいと思います」としめた。

 愛希は、福井県坂井市出身。平成21年に初舞台を踏み、月組に配属された。宝塚音楽学校1年目の予科生では娘役だったが、身長が伸び、2年目の本科生となる直前に男役に転向。23年に再び娘役に転向した変わり種だ。24年4月、同組前トップ、龍真咲(りゅう・まさき)の就任に伴い、相手役として同組娘役トップに就任。一昨年9月からは、現トップ、珠城(たまき)りょうの相手役を務めていた。

 今年7月には、娘役としては異例の主演公演をバウホールで成功させた愛希。サヨナラショーでは、濃密な宝塚人生から「ロミオとジュリエット」「1789-バスティーユの恋人たち-」などのソロナンバーを披露。珠城とのデュエット・ダンスは、2人のコンビ本拠地お披露目となった「グランドホテル」の楽曲に乗せて。最後は映画「ドリームガールズ」の主題歌を全員で歌唱した。

 カーテンコールで愛希は珠城と、同時に退団をする組長、憧花(とうか)ゆりのとともに登場。「本当にほっとしました。すごく緊張したので」という愛希に、珠城が「いいの? それだけで」と笑顔でツッコむ一幕も。珠城は「2人は、月組が誇る娘役です」と胸を張る。近年、月組の千秋楽で恒例となっている観客とともに行う「大ジャンプ」は、退団者2人の音頭で行った。

 カーテンコールを繰り返すたびに観客の拍手はより大きくなり、最後は降りた緞帳(どんちょう)の前に、珠城と愛希が登場。愛希は「大劇場には神様がいるのかなと思っていつも公演していました。どんなに緊張していても助けてくれるような気がして。ここはパワースポットだと思います」と話し、珠城は「お疲れさま。東京も引き続き、皆様と愛と夢をお届けできるように」と笑顔を見せていた。

 愛希は、東京宝塚劇場公演の千秋楽、11月18日をもって退団する。

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