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【新幹線台車亀裂】製造、現場判断に過度に依存 川崎重工社長「品質管理に弱さ」

会見の冒頭で謝罪する川崎重工の金花芳則社長ら=28日午後、神戸市中央区(永田直也撮影)
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 川崎重工業は28日、同社が製造した新幹線のぞみの台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題を受け、再発防止策を発表した。台車の製造過程で鋼材を薄く削り過ぎていた原因について、加工方法の変更などの情報が製造現場で共有できていなかったためと説明。リスク管理態勢や部門間連携の強化を柱とした対策をまとめた。

現場従業員が削り込みの許容範囲知らず

 金花芳則社長は同日、神戸市内で記者会見し、「多大なるご迷惑とご心配をおかけしたこと改めて深くおわび申し上げます」と謝罪。そのうえで、「過度な製造現場依存で品質管理に脆弱な点と、不具合を防止するリスク管理不足があった」と述べた。

 台車の亀裂が生じた原因では、製造を担う外注先の企業の変更に伴って、加工方法の情報共有が不十分だったり、設計上の注意点が伝わらずに現場従業員が鋼材の削り込みの許容範囲を知らなかったりした不備を挙げた。

 再発防止策では、設計上の注意点を書類に反映し、製造工程の変更を明確化して記載することを盛り込んだ。部門間連携に向けて組織を超えたチームでの議論なども行い、今年3月から導入した独自の品質管理技法を徹底するなどとしている。

 台車のトラブルは昨年12月11日、博多発東京行きのぞみ34号で発生。運輸安全委員会が新幹線初の重大インシデントに認定した。

 川崎重工は今年4月、外部有識者や同社役員などでつくる全社品質管理委員会を立ち上げ、原因究明をしていた。

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