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「開票会場の変更を」白票水増し・開票不正の滋賀県甲賀市選管、再発防止に最終報告書案

甲賀市選管事務局から示された開票不正の最終報告案を検討する再発防止委員会=滋賀県甲賀市役所
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 昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で滋賀県甲賀市選挙管理委員会幹部らが白票を水増しするなどした問題で選管事務局は27日、有識者らでつくる第三者委員会に再発防止策などをまとめた最終報告案を提示した。

 選管事務局が作成した最終報告案は、不正の要因を心理的要因▽環境的要因▽物理的要因▽リスク要因-に分けて分析し、それぞれに再発防止策を提言している。

 物理的要因では、市議選の投開票と重なるなど開票会場の狭さが投票箱の紛失につながったと指摘。複数の選挙を同時に行う際には、従来開票所として使ってきた甲南情報交流センターの約2倍の床面積がある甲南体育館を使うことなどを提言している。

 心理的要因では、法令順守(コンプライアンス)意識の欠如を指摘。継続的な研修で、職員の意識醸成に努めることなどをあげている。

 27日の最終報告案の討議で第三者委員会は、開票前日と当日に開票所の人員配置などが場当たり的に決まったことが関係者への聞き取りから判明したと指摘。「十分な伝達ができる状況ではなく、現場が混乱する原因になった」とし、事前の準備の大切さを強調した内容にするよう求めた。

 また、当時の選管幹部らは聞き取りに「違法という認識はあったが、他に方法がないと思った」「上司に命じられて見つかった票を処分した」などと話しているといい、委員らからは「市職員が全体の奉仕者であると法律で規定されていることを全職員に意識させる内容にするべきだ」などの声が上がった。

 今後、関係者への聞き取りの結果も盛り込み、最終報告をまとめていくという。第三者委の小島勇人委員長は「後まで残るものなので、拙速には結論を出さず検討していく」などと話した。

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