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下館藩設置「白木陣屋」のカラー絵図見つかる 大阪大谷大博物館で展示へ

大阪大谷大博物館で展示される「白木陣屋」の“カラー版”絵図=大阪府富田林市の大阪大谷大
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 大阪大谷大(大阪府富田林市)は25日、下館藩(現・茨城県筑西市)の藩主・石川氏が現在の大阪府河南町に設置していた支配拠点「白木陣屋(しらきじんや)」の色づけされた詳細な絵図が見つかったと発表した。これまではモノクロの略図が確認されているのみで、建物も現存しておらず、同大の馬部(ばべ)隆弘准教授(日本中世・近世史)は「屋敷の復元も可能だ」としている。

 陣屋は、小さな所領をもつ小大名の支配拠点で、「城になりきれない城」(馬部准教授)を指す。白木陣屋は石川氏が大阪・河内地域の飛び地を支配するために寛文元(1661)年ごろに建てたとみられる。明治4(1871)年の廃藩置県で廃止後、撤去され、現在は周囲の石垣などが残るのみとなっている。

 見つかった絵図は明治4年作成で、陣屋勤務の武士が持ち出したものを、現在の河南町の郷土史家が入手。昭和32年発行の「白木村(現・河南町)誌」に、この郷土史家がモノクロの略図を掲載後、現物は所在不明となっていたが、平成28年に馬部准教授が大阪の古書店で確認した。

 保存状態は良好で、押し入れや便所の場所、板の間などはどの部分か-といった点が色分けされており、構造がひと目で分かる仕組みになっている。

 馬部准教授は「押し入れや便所など、これまで分からなかった部屋の『用途』が分かる。『上物』(建物)と今も残った石垣を組み合わせることで、在りし日の姿に迫ることが可能になる」としている。

 絵図は、10月1日から11月21日まで、同大博物館で開催される「江戸時代の河南町」で展示される。入館無料。

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