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【浪速風】スキャンダルや持病で“中断”タイガー伝説、新たな章が始まった(9月25日)

最終ラウンド、ツアー5季ぶりの優勝を果たし、ガッツポーズするタイガー・ウッズ=イーストレークGC(USA TODAY・ロイター=共同)
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 「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉(たま)にす」は西洋のことわざに由来する。地中の石は磨かれて美しい玉になるという。人は多くの困難を乗り越えてこそ立派に成長できる。山本有三の名作「路傍の石」で、主人公の吾一少年はこの言葉を支えにした。ゴルフのタイガー・ウッズ選手(42)の5年ぶりの優勝に感動した。

 ▼艱難は自らが種をまいたようなものだ。不倫スキャンダルで騒がれ、昨年は薬物の影響下で車を運転したとして逮捕された。うつろな表情の写真がショッキングだった。持病の腰痛が悪化して4度の手術を受け、一時は歩くことさえできなかった。1位が常連だった世界ランクは1199位まで落ちた。

 ▼感情をコントロールできるようになったのが、復活の証しだろう。優勝の瞬間、派手なガッツポーズではなく、静かに両手を挙げてギャラリーの“タイガー・コール”に応えた。もう無理かと思われた米ツアー最多82勝にもあと2勝に迫った。伝説の新たな章が幕を開けた。

▼そのほかの【浪速風】を読む(こちらをクリック)

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