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農業マン育成に収入支援と新研修 「覚悟次第で独立可能」JA兵庫六甲

独立に向けて実践研修に取り組むプログラム参加者ら=6日午前、神戸市西区(奥清博撮影)
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 一から農業を学んで独立しませんか-。JA兵庫六甲(神戸市)が、就農希望者に資金・技術面で全面支援する画期的な研修制度を始めた。脱サラ後に農業を始めても「ノウハウがない」「収入が安定しない」といった理由から離農者が後を絶たない現状を受けたプログラム。第1期生は基本的な栽培技術の研修を終え、今夏から実際に農業経営に携わる実践的な研修に取り組んでいる。全国的に深刻化する農家減少の打開策として注目を集めそうだ。(林信登)

パート雇用など経営も

 「今の仕事でいいのかと考えていた。収入は不安定になるが、農業に挑戦しようと思う」

 兵庫県姫路市の建設会社で10年間勤務していた桝本裕行さん(31)は昨年8月、妻に打ち明けた。きっかけは1カ月前に直売所で食べたトマトの味。「農家の努力が詰まっていた。頑張った分だけ成果がでる農業に魅力を感じた」。専業主婦の妻も収入面を心配したが、夫の思いにかけた。同年10月に退職。地元農家の紹介で知ったJA兵庫六甲の新研修制度に今年4月から参加している。

 JAによると、制度は昨年9月にスタート。研修生はまず神戸市北区の施設で、温度管理などで収穫量や収穫期を調整しやすいトマトの栽培方法をJA職員から学ぶ。座学や農家見学を含む基礎研修を経て、暖房や殺菌装置を備えた同市西区の施設での実践研修に移行。ここでは研修生自らパートを雇って給与を払うなど、2~3年で経営ノウハウも学ぶ。

 研修生には最初から月額約15万円の手当てを支給。実践研修に移ってからはトマトの出来高に比例してボーナスも付与しており、年間100万円程度になるという。桝本さんは「技術だけでなく資金支援の充実度に驚いた」と話す。

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