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【銀幕裏の声】戦闘機「屠龍」プラモ、年末発売へ 搭乗員の故梅田春雄さんの思い継ぐ

超精密に作り込まれた屠龍の模型の原型。後部座席の内部も正確に再現されている
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 旧陸軍の二式複座戦闘機「屠龍(とりゅう)」の部隊に所属した元航空技術将校、梅田春雄さんが先月13日、97歳で死去した。2年前の8月、産経新聞で掲載した連載企画「銀幕裏の声」の中で、南洋の激戦地を転戦した梅田さんの証言を掲載。記事とともに紹介した梅田さん提供の屠龍の写真が現在、京都の模型(プラモデル)メーカー「ボークス」で製作中の屠龍の新型模型の箱絵に採用されることが決まった。同社の重田英行社長が記事掲載直後、梅田さんに「写真を箱絵に使わせてほしい」と連絡。梅田さんは快諾し、模型の完成を心待ちにしていたという。「梅田さんに見てほしかった…」と重田さんは惜しむが、2人の夢を乗せた屠龍の模型は年末発売予定。完成間近の屠龍の模型の原型は今にも飛び立ちそうなでき映えだった。

 (戸津井康之)

■搭乗員が語る傑作機

 「屠龍は当時、陸軍で採用されたばかりの最新鋭の複座戦闘機。大きな期待を担った機体でした」

 昭和16年、陸軍航空士官学校に入学。航空技術将校として教育を受け、18年、陸軍少尉となり、ニューギニアのウェワクの基地に転戦していた飛行第13戦隊第3中隊に配属された梅田さんは、2年前の取材でこう語っていた。同隊は南洋の最前線で戦う屠龍の精鋭部隊だった。

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