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【関西の力】まちづくり(2)京阪「モール」の魅力引き出す 業界初「郊外型」商業施設、楠葉駅新生

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3階までの吹き抜けをつくり、開放感を演習津している「くずはモール」=大阪府枚方市
3階までの吹き抜けをつくり、開放感を演習津している「くずはモール」=大阪府枚方市

 注文から5分以内に料理を出せる店なら「売り上げが立つ(確保できる)」。他社のフードコートを偵察し分析した結果を説明すると、店主は「そこまで汗をかいてくれるなら」と同意書に判を押した。

 大手フランチャイズも研究して活用。中島さんと一緒に契約内容を調べコスト分析をした八百屋はクレープ店に、酒店はコーヒーとアイスクリームのチェーン店に転身した。

 こうして、くずはモールのリニューアルは17年に実現した。170店(売り場面積5万平方メートル)に拡大。リニューアル前には京阪グループが隣接地にタワーマンションを建設しており、17年の樟葉駅の1日当たり乗降客数は、前年比4千人増の6万4722人を記録した。

 26年には236店(同7万2千平方メートル)となった。同駅の乗降客数は6万人台を維持し、京阪の中では寝屋川市駅に次ぐ5位で主要駅の一つとなっている。

 京阪電鉄の下條弘専務は「沿線は高齢化の傾向があるが、樟葉にはモールがあって便利だからマンションに若い人が入居する。樟葉はうちのまちづくりのモデルケースだ」と話す。

独自の試み

 新陳代謝を繰り返すくずはモールだが、昭和47年の開業当時から営業し続けるテナントがある。家電販売の「マキノ電業」。社長の上原正保さん(72)は「京阪さんに頼り切るのではなく、自助努力でやっていかなくては」と話す。

 顧客を集めた「友の会」を作り、年に1度、山陰や北陸へバス旅行-といった独自の取り組みを続けてきた。モールに家電量販店が入居する逆風もあったが、販売から修理、相談まで応じる「まちの電器屋さん」として定着している。大型商業施設ではまれなことだ。

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