PR

産経WEST 産経WEST

琵琶湖の外来魚が謎の半減、大半はブルーギル…生態系に変化か 滋賀県が実態調査へ

Messenger
琵琶湖で刺し網にかかった外来魚。今夏は大幅な減少が報告されている=昨年10月(滋賀県提供)
琵琶湖で刺し網にかかった外来魚。今夏は大幅な減少が報告されている=昨年10月(滋賀県提供)

 それを裏付ける“証言”もある。外来魚に詳しい県立琵琶湖博物館の学芸員、中井克樹さん(57)は「今年孵化(ふか)したブラックバスが非常に多いと聞いている」。

 ブラックバスの卵や稚魚は、ブルーギルの捕食対象。ブラックバスの孵化が多いのは、ブルーギルに捕食されなかったためとも考えられるというのだ。

 ただ中井さんも、仮にブルーギルが激減しているとしても、その理由は「心当たりはない」という。

 ブルーギルは動物食の傾向が強い雑食性で、プランクトンや在来魚の卵も食べる。中井さんは「ブルーギルが本当に減ったのであれば、湖のプランクトンの組成や生態系に変化があるのかもしれない」と状況に注目している。

急遽予算を編成

 減少の原因を探るため、県は18日に開会した県議会で、ブルーギルの実態調査費750万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出した。

 県によると、今年度捕獲されたブルーギルの大半は稚魚という。県関係者は「小さい魚は網にかかりにくい。駆除された稚魚が多いのなら、逃れた稚魚も多い可能性があり、捕獲量が減っても個体数は変わっていないかもしれない。調査を進めて実態を把握する必要がある」としている。

     ◇

【用語解説】ブルーギル

 北米原産のサンフィッシュ科の淡水魚。琵琶湖では昭和40年代から生息が確認され、平成5(1993)年に大繁殖し、現在は琵琶湖全域に生息。生態系に害を及ぼす可能性があることから、滋賀県では自治体や漁業関係者が駆除を進めている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ