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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】「環境変えたら…」藤浪トレードに虎視眈々の他球団 

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
「環境変えたら…」藤浪トレードに虎視眈々の他球団 

「星野仙一氏お別れの会」で涙で弔辞を述べる阪神・金本知憲監督=2018年3月、大阪市内(代表撮影) 「星野仙一氏お別れの会」で涙で弔辞を述べる阪神・金本知憲監督=2018年3月、大阪市内(代表撮影)

 今季、二軍での登板は12試合。成績は4勝1敗で防御率1・14。打者を見下ろし、格が違うと言わんばかりに投げる姿を他球団の調査部員たちはまぶたに焼き付けています。もし、阪神がトレードで放出する気があるなら、すぐにでも交渉のテーブルに就きたい…。そんな思いを抱く球団はそれこそワンサカあるのです。

 そりゃあそうでしょうね。今年の3月14日に発表されたトレードのその後の経緯を見れば分かります。岡本との交換トレードで西武に移籍した榎田の活躍ですね。阪神では昨季、わずか一軍登板3試合で0勝でした。それが今季は西武で9勝です。

 2010年のドラフトで阪神に1位入団の左腕は主にリリーフとして投げましたが、在籍7シーズンで13勝17敗3S。西武では先発ローテーションで投げて、今季の優勝争いの原動力になっています。環境が変わったことで榎田は見事に復活、いや進化したのです。

 榎田がそうなら、藤浪はどうでしょう。客観的に見ても投手としてのスキルは断然、藤浪でしょう。そんな可能性を秘めた右腕が一軍で投げていない…。これを他球団が放っておくわけがありません。

 「シーズン途中に他球団からトレードの話を持ちかけられたことは一度もない。オリックスから? それはガセネタや。一度もトレードの話は聞いたことがない」

 藤浪について、球団内部からは現時点で“商談”は一件もなかったことが漏れ伝わってきましたが、それはシーズン途中だからですね。藤浪の今季年俸は1億2000万円です。これに見合った選手をシーズン途中に用意できる球団はありません。しかし、シーズンが終わり、戦力編成がニュートラルに戻ったタイミングでは、藤浪に見合った選手を交換要員に示せる球団はあるでしょう。 そして、阪神のチーム事情を勘案すると「藤浪は絶対に出せない選手」という不文律(互いに心の中で了解し合っているきまり)は揺らいでいます。藤浪を先発ローテから外し続けた金本監督の来季続投は既定路線。そして、「環境を変えないと復活しない」というチーム内外の声。もし、他球団が阪神にとっても、藤浪にとってもメリットのある商談を持ち込んだとき、不文律は一気に瓦解(がかい)するかもしれません。

 榎田も2010年のドラフト1位です。わずか半年前に1位の左腕をトレードで出した球団でもあります。

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