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相次ぐ地震、豪雨災害 将来の大災害に備える「防災市民サミット」

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相次ぐ地震、豪雨災害 将来の大災害に備える「防災市民サミット」

相次ぐ自然災害について解説する河田恵昭・関西大特命教授=神戸市中央区 相次ぐ自然災害について解説する河田恵昭・関西大特命教授=神戸市中央区

 相次ぐ地震、豪雨災害の現状や防災について考えるシンポジウム「防災市民サミット2018」が15日、神戸市中央区の市勤労会館で開かれた。パネリストによる災害教訓の解説やボランティアの活動報告が行われ、参加者らは熱心に聞き入った。

 人と防災未来センター長の河田恵昭・関西大特命教授(巨大災害)は6月の大阪北部地震から西日本豪雨、台風21号、北海道地震と続いた4つの自然災害について講演。「初動対応が成功しても終わりではなく、生活再建をどうケアするかが行政にとっての課題だ」と話した。

 河田氏はそれぞれの災害についても説明。通勤ラッシュを襲った大阪北部地震が鉄道や高速道路を直撃し、多くの帰宅困難者が出たことを「交通インフラが止まるのは、体の血管が止まるのと同じ」と話し、事業者の復旧の遅れを指摘。また、西日本豪雨で岡山県倉敷市真備町のハザードマップと実際の浸水地域がほぼ一致したことから、「災害を安易に想定外としてはいけない」と訴えた。

 神戸大の大石哲教授(水文気象学)は真備町を襲った水害のメカニズムを解説。川底が周囲の土地より高い天井川が氾濫した場合、水が津波のように付近の家を襲うとした上で、県内にも天井川が多いことに触れ、注意を呼びかけた。

 パネルディスカッションでは、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震に備えたボランティアのあり方について意見が交換された。

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