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【関空不全~台風21号の爪痕(下)】発着制限、国内線のみ…関西3空港の役割再考

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【関空不全~台風21号の爪痕(下)】
発着制限、国内線のみ…関西3空港の役割再考

 関経連の松本正義会長(住友電気工業会長)は意見交換会で「スペース(空域)に限りがあり、何でも飛ばせるわけではない」と慎重な議論を求め、井戸氏とは規制緩和をめぐる温度差があった。

  看過できぬ被害

 しかし、3空港の役割の再考を強く促す災害が起きた。台風21号で関空が被災、関西の海外からの空の玄関口が閉ざされた。

 浸水した第1ターミナルビルとA滑走路が再開しても、本格的な再開までは時間がかかるとみられたため、国土交通省は、国際線を含めて伊丹に40便、神戸に30便を例外措置として、振り分けることを決定。すぐに「関西全体の立場からみても看過できない」と受け入れを表明した井戸氏も、神戸空港が「必要」とされる事態がこれほど早くやってくるとは想像しなかったに違いない。

  地元と議論必要

 「関西の国際空港が関空1つというリスクがあまり議論されてこなかったのは反省点だ」。関西学院大の上村敏之教授(公共経済学)はこう話す。3空港の基本方針の見直しに向けて本格的議論が進むかどうかに関心が高まっている。

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