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【夕焼けエッセー 8月月間賞選考経過】玉岡さん「災害通して思い共有」 眉村さん「8月ならではの作品」

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【夕焼けエッセー 8月月間賞選考経過】
玉岡さん「災害通して思い共有」 眉村さん「8月ならではの作品」

 蝉や金魚、戦争の回想など、夏ならではの作品がそろった夕焼けエッセーの8月月間賞選考会。委員がそれぞれの推薦作品の評価を話し合ううち、議論は“素材”を生かしきるエッセーの書き方に及び、今後の執筆のヒントになりそうな内容となった。

 丸橋今回は多彩なテーマの作品が集まりました。ただ全体的に、素材はいいけれど書き方の惜しい作品が多かったですね。

 眉村材料は良いのに、料理しきれず「報告書」になってしまっているものが多い。

 玉岡同感です。あと毎回言っていますが、ラストが蛇足になっている作品もあるので…もう少し、読者の存在を意識して書いてほしいです。

 丸橋まず玉岡さんイチオシの「蝉の声」から。中学を卒業後、神戸で就職した友人からブラジャーが贈られたという。

 玉岡就職事情や田舎と都心の違いによって、高度経済成長期をうまく書けています。友人の現状を書くことで、現在とのつながりも生まれました。

 丸橋自分の人生をうまく書けていますね。さすがは常連の筆者です。

 玉岡ブラジャーを着けたときの「まるではやし立てるかのように」という蝉の声の表現がうまい。このご年齢だから書ける乙女の恥じらいですね。

 丸橋眉村さんはドクダミを煎じていた祖母を書いた「どくだみ草」を選ばれています。

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