産経WEST

串カツの街、大阪・新世界を「着物の聖地」に 民間団体が計画、コテコテから和風テイストの新たな風景

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


串カツの街、大阪・新世界を「着物の聖地」に 民間団体が計画、コテコテから和風テイストの新たな風景

 串カツで有名な大阪・新世界を“着物の聖地”にしようという計画が進んでいる。月に1度、愛好家らが和装姿で集い、街の散策や写真撮影を楽しむ-。民間団体が始めた新たな取り組みは、訪日客の増加も相まって、「雑多な繁華街」という印象が強い新世界に、和風テイストの新たな街の風景を生み出しつつある。(浜川太一)

新世界に集い、写真撮影や街中散策を楽しむ和装の愛好者ら=19日午後、大阪市浪速区 新世界に集い、写真撮影や街中散策を楽しむ和装の愛好者ら=19日午後、大阪市浪速区

 先月19日の日曜日。新世界のランドマーク・通天閣(大阪市浪速区)に、和装姿の老若男女約20人が集まった。鮮やかな浴衣姿が街の色合いに溶け込み、訪日客らも興味津々の様子だ。

 「新世界着物DAY」と称した催しは、今年5月に始まった。着物レンタル業者らでつくる「現代着物協会」(同市中央区)が毎月第3日曜日の午後に開催している。「奈良や京都のように、着物で気軽に出かけられる場所を大阪にもつくりたい」という協会代表、小野宏積さん(66)の思いが始めたきっかけだ。

 雑多な文化と懐かしさが同居する新世界の街並みは「難波とも梅田とも違う独特な雰囲気で、着物とも合う」と直感したという。

 地元の代表者らに趣旨を説明したところ、「ぜひやってほしい」と快諾を得た。地域の商店主でつくる「新世界援隊(しんせかいえんたい)」代表の近藤正孝さん(55)は、「新世界と着物。これまでにない異色の組み合わせで、街に新しい文化が生まれると感じた」と話す。

 新世界は近年、訪日客が急増している。串カツ店の開業などで街中の店舗数も過去最高の200店舗を超し、にぎわいが増す一方で昔から続く商店が軒並み閉店。古き良き街の雰囲気が失われつつある中で始まった和装イベントは、ノスタルジーの再興にもつながると、街の期待は大きい。

和装姿で新世界の街中散策を楽しむ参加者ら=19日午後、大阪市浪速区 和装姿で新世界の街中散策を楽しむ参加者ら=19日午後、大阪市浪速区

続きを読む

このニュースの写真

  • 串カツの街、大阪・新世界を「着物の聖地」に 民間団体が計画、コテコテから和風テイストの新たな風景
  • 串カツの街、大阪・新世界を「着物の聖地」に 民間団体が計画、コテコテから和風テイストの新たな風景
  • 串カツの街、大阪・新世界を「着物の聖地」に 民間団体が計画、コテコテから和風テイストの新たな風景

「産経WEST」のランキング