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【西論】「学テ」指標化の是非 学力向上 教員の努力に評価は当然

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【西論】
「学テ」指標化の是非 学力向上 教員の努力に評価は当然

学力テストの政令指定都市別の平均正答率 学力テストの政令指定都市別の平均正答率

 子供の生活習慣の改善や教育環境の整備を、今後もより拡充していかねばならない。学力向上のための指導と、子供の学習環境の充実を「車の両輪」と捉え、それぞれの施策を積み重ねることが重要だ。ならば、学力向上のための努力とともに、生活困窮家庭の子供の学習支援への貢献も、一定の基準を設けて教員の評価に加える工夫があってもよいのではないか。

 ◆学テ以外の指標も

 吉村氏の学力向上のためのインセンティブ構想は今後、吉村氏や教育委員らでつくる会議で具体化される。十分な議論が戦わされるものと考えているが、注文をいくつか付けておきたい。

 学力向上の「指標」として学力テストを使うことは、学力テストの「児童や生徒の苦手分野を把握し、授業や教育施策の改善に生かす」という本来の目的を逸脱する恐れが指摘されている。だから、教員の学力向上の努力の指標を学力テスト以外にも設ける必要がある。この指標を多角的に検証すべきだ。また、学力テストの結果を学校ごとに一律に評価すれば、「職員一人一人の能力や業績に応じた評価を行う」と規定している地方公務員法に抵触する恐れもある。これについても考慮が求められる。

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