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岡山県博で特別陳列上杉謙信の愛刀「山鳥毛」、瀬戸内市が里帰りプロジェクトをPR

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上杉謙信の愛した備前刀「山鳥毛」を手にする瀬戸内市の刀匠=岡山市北区
上杉謙信の愛した備前刀「山鳥毛」を手にする瀬戸内市の刀匠=岡山市北区

 戦国武将・上杉謙信の愛刀として知られる国宝の備前刀「太刀(たち) 無銘一文字(山鳥毛=さんちょうもう)」(個人蔵)の特別陳列が13日、同刀保管先の岡山県立博物館(岡山市北区)で始まった。所有者から同刀の購入を目指す瀬戸内市では、これに合わせて「山鳥毛里帰りプロジェクト」をPRし、来館者らに協力を呼びかけた。

 この日は午前9時の開館と同時に武久顕也市長や同市職員らが、同館玄関ホールに立ち、来館者に同刀購入に向けたプロジェクト概要を記したビラを配布。

 ふるさと納税を基本としたクラウドファンディングや一般寄付などを軸に所有者が希望する5億円を調達する方針を示し、今後、詳細な情報を提供していくための署名なども求めた。

 武久市長は「山鳥毛は県の宝。地方にこそ本物があるという状況を守り、多くの方が岡山を訪れるきっかけにしたい」と説明。

 「瀬戸内市の備前長船刀剣博物館にいる刀匠らの技術向上にもつながり、日本文化の伝承でも貢献できる。豪雨災害があった県から明るい話題を提供したい」と意欲的に語った。

 来館者のうち、室町期の刀を所有する岡山市北区の男性会社員(52)は「山鳥毛の迫力は別格。故郷である県内にとどめてほしい」と署名していた。

 鎌倉時代の名刀・山鳥毛は、かつて刀剣の一大産地として栄えた備前長船(瀬戸内市長船町)の刀として最高峰に位置付けられ、上杉謙信とその養子、景勝が所有した来歴で有名。

 現所有者は平成9年から同博物館に寄託。一時は謙信ゆかりの新潟県上越市が譲渡交渉に乗りだしたが、金額面で折り合わず、同市は29年11月に購入を断念。

 その後、瀬戸内市が評価額を5億円以上と設定。市費を充当せずに購入する計画を打ち出していた。特別陳列は10月14日まで。

来館者に「山鳥毛里帰りプロジェクト」の紹介ビラを手渡す武久顕也市長(左)=岡山市北区
来館者に「山鳥毛里帰りプロジェクト」の紹介ビラを手渡す武久顕也市長(左)=岡山市北区

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