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旧東海道の電線地中化、大津祭に間に合わず…相次ぐ災害対応などで

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旧東海道の電線地中化、大津祭に間に合わず…相次ぐ災害対応などで

 大津市中心部をきらびやかな曳山(ひきやま)が巡行する「大津祭」(本祭10月7日)までの完工を目指し大津市が進めていた一部巡行路での電線地中化が、間に合わない見通しとなったことが市への取材で分かった。市によると、工事の関係機関が災害復旧などに追われたことなどから、工事期間などの調整に時間がかかっていることが原因の一つという。

電線地中化などで江戸時代の町並みを再現するイメージ図(旧東海道まちなみ整備検討委員会のパンフレットより) 電線地中化などで江戸時代の町並みを再現するイメージ図(旧東海道まちなみ整備検討委員会のパンフレットより)

 工事は曳山巡行の円滑化や景観への配慮が目的。市は「祭りに間に合わず申し訳ない。今年度中の完工を目指す」としている。

 電線地中化は、江戸時代に東海道五十三次の宿場町として栄えた大津の町並みを復活させる事業の一環。大津市中央など旧東海道の一部(約230メートル)で平成23年度に着手し、当初は29年度中に完工予定だったが、1年延長した。

 その際、市は周辺住民らでつくる旧東海道まちなみ整備検討委員会に「大津祭までに間に合わせたい」としていたが、今夏「関係機関の工事が間に合わない」などと説明した。

 市都市再生課によると、電柱の撤去と電線の地中化には、関西電力やNTT西日本など多くの関係機関との工事期間の調整に時間がかかったことに加え、相次ぐ災害でこれらの機関が復旧作業に追われていることなどがあるという。同課は「今年度中には完工させたい」としている。

 大津祭は江戸時代初期から続き、13基の曳山が旧市街地を巡行する伝統行事。曳山は高さ約7メートルで、交差点を通行する際は信号機を地上からひもで引っ張り向きを変えるなど、ぶつからないようにしている。

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