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建設ラッシュの京都の至る所に「仮囲い」…景観との調和難しい中、〝秘策〟あり

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建設ラッシュの京都の至る所に「仮囲い」…景観との調和難しい中、〝秘策〟あり

 ただ、こうした手法について市の担当者は「あまり前向きではない」と本音を明かす。場合によっては、景観と調和しないケースが出てくる可能性があるためだ。担当者は「デザインが施された仮囲いがそこにあることでどんな状態になるかを個別に判断する」とくぎを刺す。

■市の条例運用に限界

 一方、寺社や木造建築が並び、伝統的建造物群保存(伝建)地区に指定されている京都市東山区の産寧坂や祇園新橋付近。建設現場では、市の依頼で仮囲いを白ではなく地味な色合いにしている。

 条例に基づく市の依頼に強制力はなく、実際にどうするかは施主の判断になるという。ただ、産寧坂近くにある高級ホテルの建設現場では施主の協力が得られ、7月末まで周囲の木造建築になじむよう茶色やベージュの仮囲いが設置されていた。

 前記の南座は本来であれば、真っ白な仮囲いを使っても構わない区域内。実際に、訪日外国人客の急増に伴い、ホテル建設ラッシュが続く市中心部でも白いままの仮囲いが目立つ。

 ある市職員は、自ら手間と費用をかけた南座や産寧坂近くの現場の取り組みについて「行政の規制のみでは解消できない問題に一石を投じた」と話す。

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