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建設ラッシュの京都の至る所に「仮囲い」…景観との調和難しい中、〝秘策〟あり

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 南座の担当者は「以前工事を行った際は(仮囲いや工事幕が)白や灰色のままで、寂しく感じたし圧迫感があった」と語る。そのため、今回の耐震改修工事では「工事中でも、営業中のときのようなにぎわいを創出したい」との思いから、何かインパクトがあるものを設置できないか、と市に持ちかけたという。

 試みは功を奏し、昨夏以降、仮囲いの前で観光ツアーの一行が足を止め、ガイドが祇園祭の歴史について説明する姿も見られ、新たな「観光名所」となった。

■「広告」避ける工夫

 京都市は条例により、市内全域で屋上広告や点滅式の照明を禁止している。また、市を21地域に分け、それぞれ看板類の大きさや色、高さを細かく規制。全国でも異例の厳しさだ。

 南座は仮囲いのデザインについて、当初は歌舞伎に関連した内容を市に提案したが、市は「南座の広告物と捉えられかねない」と難色を示した。そこで、運営者である松竹の名前を一切出さないことを条件として検討した結果、宣伝の要素を含まない江戸時代の絵画が選ばれた。こうした調整を経てデザインは「広告物」とはみなされず、条例の規制は適用されないことになった。

 市によると、こうした相談を持ちかけてきたのは南座が初めて。「歴史的建造物の場合は、仮囲いをそのままの状態にした方がかえって景観を損なう」と判断し、許可したという。

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