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【華麗なる宝塚】愛希れいか、退団公演で憧れのエリザベート役 「死ぬ気で頑張り、最高のものを」

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【華麗なる宝塚】
愛希れいか、退団公演で憧れのエリザベート役 「死ぬ気で頑張り、最高のものを」

 最後に、あこがれの役が巡ってきた。宝塚歌劇団入団10年目。月組娘役トップとして7年目の愛希(まなき)れいかが、兵庫・宝塚大劇場で上演中の、自身の退団公演「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」でタイトルロールを演じている。

月組娘役トップ・愛希れいか=兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団(前川純一郎撮影) 月組娘役トップ・愛希れいか=兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団(前川純一郎撮影)

 今作は、自身が宝塚を目指すと決めた大好きな作品。大切過ぎるゆえに、「歌唱に自信がないので、やりたい気持ちを表に出せずにいました。私がこの役をするには、長い時間が必要だったと思う。この挑戦の役を死ぬ気で頑張り、最高のものをお届けしたい」

 稽古期間前、エリザベートのことを知ろうと、ウィーンを訪問した。ゆかりの地をめぐり、地元の空気や役が好んだ自然、菓子などを存分に味わった。

 エリザベートを「愛と自由を求め、意志を貫いて生きた人」と解釈。「だからこそ、無邪気な子供時代の登場場面を大切にしたい」という。役との共通点も多い。「私も勉強が嫌い(笑)。けれど、好きなことには力を注ぐし、自然に囲まれて育ったので、木登りもした。生傷の絶えない、天真爛漫(てんしんらんまん)な子供でした」

 役柄の“想像力”にも共感する。「自分も昔からすごくイメージをするし、今も妄想を広げて役を作ります」。美を追究するエリザベートが陶器のような肌だったとされることから想像を広げ、自身の使う化粧品も研究した。いろいろと試した結果、「素材の美しさを大切にしていたのだというところに行き着き、私も自然な化粧品に変えました」と話した。

 宝塚音楽学校1年目は娘役も2年目直前に男役に。3年目の平成23年に再び娘役に転向した。翌年から前トップ、龍真咲(りゅう・まさき)の相手役に就任。龍退団後は現トップ、珠城(たまき)りょうとコンビを組む。「男役を経験したことで、“惜しまず(自分の個性を)出す”ことを学べました。すべての経験がプラスになっています」

力強く演じたトート役の珠城りょう(右)とエリザベート役の愛希れいか(左) 力強く演じたトート役の珠城りょう(右)とエリザベート役の愛希れいか(左)

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