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過労自殺と遺族提訴 名古屋の電機設備会社

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過労自殺と遺族提訴 名古屋の電機設備会社

 名古屋市南区の電機設備会社「名阪電機」に勤めていた同市の男性=当時(37)=が平成28年に自殺したのは、会社が長時間労働させ、労働者の安全に配慮する義務を怠ったのが原因として、男性の両親が13日、同社と社長ら3人に約1億円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。

 訴状によると、男性は同年10月に未経験のプログラム作成を任され、うつ病を発症、12月に会社内で自殺した。名古屋南労働基準監督署は発症前1カ月の時間外労働を約120時間と算定し、労災と認定した。

 労災認定後、遺族が損害賠償と謝罪を求めたが、会社側は「過重な業務が原因の自殺ではない」などと説明、賠償や謝罪には応じなかったとしている。

 提訴後に記者会見した男性の父親(64)は「長時間労働を知り、『辞めろ』と言ったが『僕のような人は他にもいる』と我慢していた。会社には息子の死と向き合ってほしい」と話した。

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