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【西日本豪雨】「真備町地区」で約200人救助の9人に感謝状…「自らの危険を顧みない行動力と勇気」 岡山

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【西日本豪雨】
「真備町地区」で約200人救助の9人に感謝状…「自らの危険を顧みない行動力と勇気」 岡山

感謝状贈呈の後、当時の状況などを聞く伊原木隆太知事(前列中央)=県庁 感謝状贈呈の後、当時の状況などを聞く伊原木隆太知事(前列中央)=県庁

 西日本豪雨で冠水した岡山県倉敷市真備町地区から取り残された人を救出したとして県は12日、新たに9人に感謝状を贈った。うち7人が県庁で行われた贈呈式に出席し、伊原木隆太知事は「自らの危険を顧みない行動力と勇気に感謝します」とたたえた。

 9人中5人が真備町地区民。加藤寛治さん(70)=農業=と息子の直樹さん(38)=会社員、野村浩史さん(31)=同、川崎雅樹さん(40)=同=は、自らの家も床上浸水の被害に遭った。自宅にボートなどを保管していたため、奮い立ち救助活動を行ったが、「電線や浮遊物にからみそうになるなど、泥水の中は想像以上に漕ぎづらかった」(加藤寛治さん)と困難な状況での活動を振り返った。

 佐々木崇さん(31)=建設業=と佐々木亮太さん(30)=同=は、船穂町地区など隣接地域から知人が多い真備町地区に急行した。唯一市外在住の岡山市南区の茅野匠さん(45)=自営業=は「人命を救うとの一心で」と、救助用にカヤックを購入してまで被災地入りした。

 贈呈式に欠席した真備町地区の木山昌治さん(61)=会社員=と船穂町地区の佐々木善啓さん(56)=建設業=の活動も含め、9人による救助者数は約200人にも上った。

 伊原木知事は「みなさんがいなければ、もっと犠牲者が出たかもしれない」と話し、それぞれの労をねぎらった。

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