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【台風21号】税関、検疫など「水際機関」準備急ピッチ…関空便振り分け大阪、神戸

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【台風21号】
税関、検疫など「水際機関」準備急ピッチ…関空便振り分け大阪、神戸

大阪空港(上)と神戸空港 大阪空港(上)と神戸空港

 台風21号で関西空港が被災し、国際定期便がない大阪(伊丹)、神戸両空港で国際線を含めた発着便の振り分け受け入れが決まり、税関や出入国管理、検疫など水際対策を担う機関が準備を進めている。「具体的な情報が乏しい」と戸惑う声も出ており、対応に時間がかかる可能性もある。

 関係機関は新たに人員を配置したり、設備を整えたりする必要がある。国内線と国際線の旅客を分けるための動線の確保も重要だ。

 大阪入国管理局は既に両空港を視察。出入国審査に必要なブースをどこに置くか、審査に使う機器をどれだけ確保するかなどを検討している。

 感染症の国内侵入を防ぐ大阪検疫所は大阪空港で体温を捉えるサーモグラフィーを設置する場所の有無を確認。大阪入管や大阪税関などと情報交換している。

 国際便の就航時期や便数、旅客の人数など準備に必要な情報は乏しい。大阪入管関係者は「運営する関西エアポートから具体的な話は来ていない。空港のスペースに余裕はあるのか」と懸念を示す。大阪検疫所関係者は「急な話で何も決まっておらず、皆バタバタしている」と話した。

 神戸税関関係者は「緊急事態なので可能な限り対応していきたい」とする。

 台風21号による高潮で冠水した関西空港の発着便振り分けは、国際線を含めて大阪空港で40便、神戸空港で30便の増便を受け入れることが決定。運用時間は大阪空港が現行のままとする一方、神戸空港は朝と夜に1時間ずつ計2時間拡大する。

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