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【紀伊半島豪雨7年・奈良】“いのちの道”整備進む 国道168号「五條新宮道路」

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 特に、今年3月に事業化が決まった新天辻工区の整備は大きな意味を持つ。現在の国道は標高790メートルの天辻峠の中腹をトンネルで貫いているが、冬場は凍結することもある。だが、新工区は複数のトンネルと橋で峠の麓を貫く計画で、高低差が軽減される上、約4・7キロも短縮される。紀伊山地の分水嶺(ぶんすいれい)で、かつて「西熊野街道最大の難所」と言われた峠越えの困難さは過去のものになる。

 旅館を経営する十津川村観光協会長の田花敏郎さん(65)は「大雨が降れば常々『道路は大丈夫か』といわれ、今でもキャンセルが出る。安全・安心な道路ができれば、観光客の増加につながると思う」と整備に期待をかける。

   

 県などは十津川道路(II期)についても、国に事業化を要望済み。五條新宮道路で全工区の整備が完了するにはさらに10年以上を要するとみられるが、完成すれば各方面への著しい時間短縮が見込めそうだ。たとえば、約1時間半かかる五條市から十津川村中心部までは1時間以内に。救急患者の輸送や観光振興など、あらゆる面で恩恵を受けるのは間違いない。

 県は「五條新宮道路は、南海トラフの大地震など大規模災害時には緊急輸送路にもなる重要な道路。全線開通の時期は未定だが、1日でも早い完成を目指したい」としている。

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