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【東京五輪への道】第一戦に舞い戻ったヒロイン、鈴木聡美…平泳ぎで頂点目指す

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 「五輪は初出場だったので、とにかく高揚感しかなかった。『いつも通りの泳ぎをやったらメダルを取れてしまった』という表現が正しいくらい。怖いものなしだった」と振り返る。だが、この偉業によって鈴木はその後の競技人生で苦しい時間を送ることになる。

期待が重荷に…自分を見失う 

 競泳界は16年リオデジャネイロ五輪での連続表彰台に期待をかけた。しかし、「メダルを取らなければいけない」という重圧にさいなまれ、思うような泳ぎができなくなった。社会の注目度の高さにも戸惑いを感じて、「周りは純粋な気持ちで応援してくれているのに、自分が義務感に感じてしまっていた」という。

 泳ぎを変えたことも悩みを深める一因となった。100メートルで通用するスピードを追求し、練習も短距離に重点を置いた。「擬音を入れると『ガシガシ』したパワフルな泳ぎが海外では主流だったので、まねてみた」。しかし、フォームを変えたことで本来の持ち味だった伸びやかな泳ぎを見失い、200メートルは後半に失速するようになった。結局、リオ五輪は200メートルでの出場を逃し、100メートルも決勝に進出できなかった。

パンパシフィック選手権女子200メートル平泳ぎで3位に入り、表彰台で笑顔の鈴木聡美=東京辰巳国際水泳場
パンパシフィック選手権女子200メートル平泳ぎで3位に入り、表彰台で笑顔の鈴木聡美=東京辰巳国際水泳場

 この挫折が大きな転機になった。リオ五輪は迷いを抱えたままレースを迎えていた。「自分も監督も、お互い良かれと思ってやってきたことが、やっていくうちに『違う気がするな』と思っていた。でも、監督に提案できなかった」。

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