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【台風21号】大阪城、入館者半数に 関空国際線減便の影響か

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【台風21号】
大阪城、入館者半数に 関空国際線減便の影響か

 台風21号の通過後、初めての土日となった8~9日、大阪城天守閣の入館者数が平成29年度平均の半数近くにまで落ち込んでいたことが11日、分かった。台風21号が上陸し、高潮で関西空港が冠水して1週間。国際線、国内線とも一部しか運航できず、天守閣総務課は「インバウンド(訪日外国人客)が減少した」とみている。

台風21号の影響で折れた大阪城公園の大木=10日 台風21号の影響で折れた大阪城公園の大木=10日

 8日は約4千人、9日は約4100人が訪れた。17年度の平均は1日当たり7600人で、年間では約275万人。3年連続で過去最高を記録し、日本人と外国人客がおよそ半数ずつだった。

 大阪府はインバウンド需要の拡大を成長戦略の要に据えてきた。17年に府内を訪れた外国人客は1100万人を超え、消費額は1兆1852億円に上る。最多は中国からの観光客で402万人、次は韓国からで241万人。大阪観光局の担当者は「国際線の減便が長引けば、影響は徐々に大きくなっていく」と危機感を募らせる。

 全体の4~5割が外国人客だという大阪市浪速区のホテルの担当者は「外国人の団体のキャンセルが相次いでいる。新規予約もほとんど入ってこず、6月の府北部地震以降減っていた客足がさらに遠のいている」と肩を落とす。

 松井一郎大阪府知事は7日、大阪府戦略本部会議で「観光と産業は大打撃だ。(外国人客の)1100万人、このレベルをしっかり守るのが、大阪の成長につながる」と強調した。

 観光局の担当者は「『大阪は安全だ。大丈夫だ』というメッセージを伝えることが大切だ」と話した。

大阪城天守閣付近。台風21号襲来以前は国内外からの観光客でにぎわっていたが…=平成30年4月、大阪市 大阪城天守閣付近。台風21号襲来以前は国内外からの観光客でにぎわっていたが…=平成30年4月、大阪市

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