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【軍事ワールド】戦闘機も高齢化社会 進む軍用機の“寿命”延長計画 次はAI

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【軍事ワールド】
戦闘機も高齢化社会 進む軍用機の“寿命”延長計画 次はAI

長きにわたって日本の空を守ってきたF-15J戦闘機(岡田敏彦撮影) 長きにわたって日本の空を守ってきたF-15J戦闘機(岡田敏彦撮影)

 米軍以外では、イランがパーレビ王朝時代に導入した米グラマン社製の艦上戦闘機F-14トムキャットを今も使い続けていることが有名だ。1974年から計79機が引き渡たされたが、イラン革命で米国との関係が悪化。戦闘機の補修部品が入手できなくなるなか、部品の密輸や自作、カニバリゼーション(共食い整備)で悪戦苦闘するも、近年はロシアの技術援助で補修を行い延命している。

 またパキスタンでは、導入後半世紀を過ぎた仏製ミラージュ3戦闘機が現役だ。AFP通信によると1978年にミラージュ再生工場を設置し、製造元の仏ダッソー社の支援も受けて年間12機のスケジュールで“再生”を行っている。

 次世代は無人機とAI

 とはいえ、こうした延命化は、戦闘機、ひいては航空機の技術革新がスローペースとなっていることが背景にある。第二次大戦後の戦闘機は、プロペラ機からジェット機へ、さらに音速の壁を突破し、エリアルールなど最新の流体力学を導入し、可変翼やFBW(フライバイワイヤ)、高性能レーダーの小型化など、次々と新たなテクノロジーが開発され、新たな戦闘機が誕生してきた。

 ところが現在、最新の革新的なテクノロジーとは20世紀末に開発されたステルス性(レーダーに映りにくい性能)だけといえなくもない。最新鋭戦闘機とはレーダーに映りにくいステルスであり、ステルス性能を持たない機体は「そこそこの性能」と「運用コスト」で評価される時代となりつつある。

 米国やドイツでは、将来の有人戦闘機は多くの無人機を従えて飛び、AI(人工知能)に支えられて戦うものとの見方もあり、「老兵」が消えるとき、その後継者はAIとなるのかもしれない。

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