PR

産経WEST 産経WEST

【軍事ワールド】戦闘機も高齢化社会 進む軍用機の“寿命”延長計画 次はAI

Messenger

 同時代の航空機はほぼ全て退役しているほどの旧式機だが、昨年には機体の心臓ともいえるエンジンの換装を含めた大規模な改修計画が決まり、米空軍は2050年まで運用する方針を示している。そのパイロットは親、子、孫の3世代にわたるほどの長寿機だ。

 この長寿には運用コストが低いことなど様々な理由があるが、同誌の報じる極超音速攻撃兵器との組み合わせにおいては、B-52の機外搭載能力が高かったことがあげられる。

 B-52の後継として70年代に開発された超音速戦略爆撃機B-1や90年代開発のステルス爆撃機B-2は、爆弾やミサイルを主に胴体内に収容する前提で設計された。高速化やステルス化のためだったが、必然的に胴体兵装庫(ウエポンベイ)のサイズを超える新兵器は扱えなかった。一方、B-52は翼下にも重い爆弾類を搭載できるため、これまでにも宇宙機「X-15」の母機に選ばれるなどの実績がある。

 そのB-52に対し新たに付与された役目が、極超音速兵器「X-51Aウェイブライダー」の発射母機としての役割だ。

 X-51はスクラムジェットエンジンを搭載するドローン(無人機)で、2010年から試験飛行を開始。試験では特殊なB-52(NB-52H)の翼下に懸架され、13年にはマッハ5を記録している。同誌によると、米航空大手ボーイング社ではこのX-51で得られたデータを元にした極超音速兵器を開発中で、実用化して部隊配備する場合、その搭載母機もB-52になるという。

 老兵は戦い続ける

 米軍ではこうした“延命措置”は一般的で、近年では米空軍の地上攻撃機「A-10サンダーボルト2」に対し、金属疲労が激しい主翼の換装プログラムが実施(05年)されたほか、今年3月にはボーイング社が米海軍の艦上戦闘機F/A-18E/Fスーパーホーネットの機体寿命延長を含む近代化改修を約7300万ドルで受注。空軍のF-15Cイーグルについても、ボーイング社は設計時の飛行寿命(約8000時間)を遙かに超える32000時間の飛行が可能だとみて試験を行う一方、将来も第一線で運用するためのレーダー換装などについて研究を行っている。

続きを読む

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ