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【フェルメール展大阪展】フェルメールの進化をたどる旅

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【フェルメール展大阪展】
フェルメールの進化をたどる旅

日本初公開となる「取り持ち女」をはじめ、出展作が紹介された記者発表会=10日午後、大阪市天王寺区の大阪市立美術館(鳥越瑞絵撮影) 日本初公開となる「取り持ち女」をはじめ、出展作が紹介された記者発表会=10日午後、大阪市天王寺区の大阪市立美術館(鳥越瑞絵撮影)

 篠館長によると、フェルメールの時代、オランダの独立が承認されたことで、母国の市民社会が肯定的に描かれる風俗画の需要が高まり、画家もそうした題材を描き始めたのではないかと見る。「フェルメールには『恋文』など手紙を扱った絵が多い。情報の共有を意味する手紙を題材にした絵は母国の民度の高さを象徴する。そうした自己肯定感から風俗画が求められ、それが彼の新しい空間の創出に結びついたのだろう」

 今展はフェルメールの物語画家から国民画家への道をたどる旅でもある。

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