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【フェルメール展大阪展】フェルメールの進化をたどる旅

日本初公開となる「取り持ち女」をはじめ、出展作が紹介された記者発表会=10日午後、大阪市天王寺区の大阪市立美術館(鳥越瑞絵撮影)
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 10日に大阪展の開催概要が発表された「フェルメール展」(産経新聞社など主催)。会場の大阪市立美術館では、期間中、光と空間を叙情豊かに描いたオランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)の初期から最盛期までの作品をたっぷり味わうことができる。

 最初期の作品とみられるのが「マルタとマリアの家のキリスト」で、二人の姉妹の家に立ち寄ったキリストが教えを説く、当時としては人気の絵画主題だ。

 こうした宗教画、物語画から、風俗画家への移行期に描かれたとみられるのが日本初公開の「取り持ち女」である。いかがわしい絵に見えるが、実は聖書の「ルカによる福音書」のなかにある「放蕩(ほうとう)息子」を題にとったといわれている。

 これに近い題材は、バロックを代表するオランダの画家、レンブラント・ファン・レイン(1606~69年)も「放蕩息子の酒宴」という絵にしており、そこに描かれた男と女がレンブラントとその妻であるとみられることから、「取り持ち女」の左側の人物も画家自身、つまりフェルメールの自画像説が生まれた。

 大阪市立美術館の篠雅廣館長は「こうした物語性の強い主題から、次第に物語が行われている空間に対する関心が画家のなかに生まれてきたのです」という。

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