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【紀伊半島豪雨7年・奈良】全壊、流された発電所 「水」との闘い乗り越え再開

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 造るべきは「100年に一度の水害にも耐えうる」発電所。PJの進め方をめぐり、議論は白熱。「ここに配管を通したい」「それならここにも補強が必要だ」「工程に影響が出るのでは」。土木と電気の専門家で、意見がぶつかることもあったという。

 2年かけて設計が完成。水位が上がっても電気系統を死守できるように、(1)敷地を4メートルかさ上げする(2)発電施設を地下に収納する(3)発電所の頭脳である制御室などに防水扉を設置する-という3点を取り入れ、25年12月、工事が始まった。

湧き水で作業中断

 だが、待っていたのはまたもや「水」との闘いだった。川のそばにあるため、地面を掘る度に水が湧き出て、作業場が浸水。止水工事に70日間を要した。毎年襲来する台風でも、流木を取り除く作業に悩まされたという。

 数々の困難を乗り越え、長殿発電所は今年6月、1、2号機ともに運転を再開した。最大出力は被災前の1万5300キロワットから1万6200キロワットに向上。関電の県内12の水力発電所では、奥吉野発電所に次いで2番目の出力を誇る。

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