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【関西の議論】豪雪で財政難の福井市、新幹線開通控え「次の雪」におびえる

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 東村市長は35年度まで、新たな大型の施設整備は行わず、新幹線開業への影響は避けるとしたが、開業まで5年を切った段階での財政難に懸念は残る。

貯金の積み増し

 もっとも使いやすい、行政の貯金に当たる財政調整基金の枯渇も課題だ。総務相の指針によると、基金の積立額は標準財政規模の10%が目安とされ、福井市はおおむね58億円程度となる。

 しかし、市の基金は17年度末の約31億円をピークに、大型事業を抱えた年に取り崩しを行った結果、豪雪の今年2月時点で残高は7億円しかなかった。豪雪での除雪経費は約50億円。基金を取り崩しても足りず、29年度の一般会計は2億円の赤字。穴埋めしても30年度予算の財源が不足し、職員給与をカットすることになった。

 市は財政再建計画で30億円以上の積み立てを目指すが、現在のところ恒常的なコストカットでじわじわと積み上げていくしか道はない。東村市長はもともと脆弱(ぜいじゃく)化していた基金を踏まえ、「赤字にならなくても、財政構造が悪化していた」と認めており、一時的な打開策ではなく、継続した財政の構造変革が求められている。

次の豪雪

 また豪雪が来たら…。市の関係者が気にするのは次の非常事態だ。

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