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発達障害児の将来を相談 金融知識生かしセミナー 進学、資金計画にも対応

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発達障害児の将来を相談 金融知識生かしセミナー 進学、資金計画にも対応

 セミナー参加者は希望すれば個別相談に進む。進路選定への助言のほか、住宅ローンなどを含めた親の資金シミュレーションも実施。必要に応じて保険も見直す。

 これまでセミナーは利用者家族に限っていたが、ホームページなどで広く参加を呼び掛け、10月以降は首都圏各地で随時開催する予定。来年度以降は関西などエリアを広げていく考えだ。

 一方、障害があると通常の保険商品には加入できない場合が多いことから、平成20年に障害者向けの保険会社として誕生した「ぜんち共済」(東京)も、特別支援学校の保護者や福祉施設向けに、年金の受け取り方や金銭管理に関するセミナーを全国で開いてきた。

 知的障害や発達障害、ダウン症のある人らが加入できる同社の少額短期保険では、持病のてんかんに入院保障をするほか、パニックを起こして商品を壊した場合の費用も弁済するなど、当事者とその家族の不安や負担の軽減を目指してきた。

 亀田秀明営業統括部長は「単に費用補償するだけでなく、障害に詳しい立場から年金や経済的自立についての相談に応じることが重要になっている」と強調。10月以降は加入者向けサービスとして、行政書士らによる無料セミナーを開催する。

 障害者家族からの相談経験もあるファイナンシャルプランナーの村井英一さんは「障害のある子供の親は目の前のことが精いっぱいで、先のことは意外と準備できていない。考える良い機会になるので、相談事業の活用も考えてほしい」と話している。

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