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【この本おもろっ】デパ地下ブームを牽引した人物のノンフィクション『日本一の「デパ地下」を作った男』

新たに登場した阪神百貨店梅田本店のパン売り場=今年6月、大阪市北区
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 阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)の食品売り場を日本一の「デパ地下」に導いた、元社長の三枝輝行さん(77)の軌跡を描いたノンフィクション『日本一の「デパ地下」を作った男』(集英社インターナショナル、1600円+税)が、刊行された。かつて、デパートがあまり着目しなかったという利益率の低い食品に目を付け、デパ地下ブームを牽引(けんいん)した。その逆転の発想と行動力、斬新なアイデアあふれる仕事術には、目をみはるものがある。

     (横山由紀子)

■グルメな百貨店に

 今年6月、建て替え工事中の一部をオープンし、地下のフードコート・スナックパークを復活させるなど、グルメな百貨店としての輝きを増した同店。食品売り場に定評があり、「食の阪神」としての基盤を作ったのが、平成7~17年に社長を務めた三枝さんだった。

 三枝さんが社長に就任した頃は、百貨店の売り上げの中心は衣料品で、同店は隣接する阪急百貨店梅田本店に対し、品ぞろえや売り上げで勝てなかった。それでも、ライバル心を燃やす三枝さんは、弱者の戦略として、ニッチなすき間市場である食品に目を付けた。業界関係者は「なぜ、もうかりもしない食品に力を入れるのか」と、冷ややかだったという。

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