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【アジア大会】日本のお家芸に苦言

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 ■空手、鍵は先制点

 東京五輪で新たに採用される空手は金メダル4個を獲得した。前回の韓国・仁川(インチョン)大会の3個を上回ったが、実績がある選手たちの活躍が目立ち、若手の底上げは示されなかった。

 演武の切れや力強さ、美しさを判定する形は女子の清水希容(きよう)(ミキハウス)、男子は喜友名(きゆな)諒(劉衛流龍鳳会)が優勝。蹴りや突きで点を奪い合う組手は男女各3階級に出場し、男子84キロ級を荒賀龍太郎(荒賀道場)、女子68キロ超級を植草歩(JAL)が制したが、共通するのは4人とも世界選手権王者という点だ。

 海外勢が日本の選手の特徴をよく研究されており、敗戦した選手は得意の攻撃パターンが読まれていたという。東京五輪では全8種目制覇が目標だが、林晃(こう)監督は「このままでは厳しい。死に物狂いでさらに頑張りたい」と語った。

 ■国際大会初の無冠

 日本のお家芸、レスリング女子はリオ五輪金メダリストの62キロ級、川井梨紗子(りさこ)(ジャパンビバレッジ)や世界王者の53キロ級、奥野春菜(至学館大)はともに銅メダル。全6階級で金メダルがなく、2002年アジア大会(韓国・釜山)、04年アテネ五輪から正式競技に採用されて以降、初めて主要国際大会で無冠に終わった。

 レスリング界は、パワーハラスメント問題で日本協会強化本部長を辞任した栄和人(かずひと)氏の騒動に揺れた。女子の笹山秀雄監督は影響を否定したが、「試合を見ているとタックルに入り込めていない選手が多い。以前だったら始まったらすぐ入る感じだった。それくらいでないと勝てない」と反省点を口にした。

 日本代表の西口茂樹チームリーダーも「日本の女子の武器は速いタックル」と、今後の強化の課題を口にした。10月20日開幕の世界選手権(ブダペスト)で、日本女子勢がどう巻き返すか、注目される。(岡野祐己)

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