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【台風21号】記者が避難所に避難…防災意識の甘さ痛感

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【台風21号】
記者が避難所に避難…防災意識の甘さ痛感

台風21号の暴風で吹き飛んだ民家の2階部分。泉州地域でも被害が相次いだ=4日午後、大阪府貝塚市王子 台風21号の暴風で吹き飛んだ民家の2階部分。泉州地域でも被害が相次いだ=4日午後、大阪府貝塚市王子

 今月4日に近畿地方を縦断した台風21号は、大阪府内にも大きな被害をもたらした。7月の西日本豪雨でも、早めの避難が呼びかけられたように、早期避難の重要性が叫ばれている中、今回の台風でも比較的被害が大きかった泉州地域を中心に最大で約5千人が避難した。和泉市に在住する記者も実際に避難所に避難、何が必要で、何が足りないか気付いたことも多かった。(中井美樹)

■土砂災害警戒区域

 「避難準備・高齢者等避難開始情報を発令」。4日午前8時4分、スマートフォンに防災メールが届いた。記者は市内で1人暮らしだが、近くの実家には、69歳の母、妊娠8カ月の妹(40)と2歳になったばかりのおいがいた。妹の夫は出勤し不在だった。

 実家の敷地の一部は、土砂災害警戒区域にかかっていることもあり、「今日の台風は大きいみたいだし一応避難しようよ」と呼びかけると、妹は荷物をまとめはじめたが、母はかたくなに行くことを拒んだ。「大騒ぎして、誰もいなかったら恥ずかしい」といったことが理由のようで、結局、母は残ることになった。「子供用の布団とかいるかな」など、いざ行くとなると荷物に迷った。持ち出し袋を準備していなかった意識の甘さを痛感する。

 午前10時半、避難所が設置された学校に到着。校舎の一室に先に避難していた男性が横になっていた。さらにもう1世帯避難してきて体育館も開放された。

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