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葉食サルは味オンチ!? 京大が発表

インドネシアの自然保護区で葉を食べるコロブス類のサル(京都大提供)
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 木の葉を主食とするコロブス類のサルは、甘みに対して舌の感覚が鈍い-。こうした研究結果を、京都大の今井啓雄教授(分子生物学)らのグループが7日発表した。国際学術誌電子版に掲載された。動物の特殊な食性の原因がわかることで、効率的な種の保全が期待できるという。

 テングザルやジャワルトンといったコロブス類はアジアやアフリカに生息。人やニホンザルなど霊長類の多くが糖を含む炭水化物などを好んでエネルギー源にしているのに対し、葉や熟していない果実を主食にし、胃の中で発酵させて糖分を摂取しているという。

 グループは、いずれも雄のコロブス類3頭とニホンザル2頭に対し、それぞれショ糖を加えた甘いゼリーと水だけで作ったゼリーを15個ずつ与えた。すると、ニホンザルは優先的にショ糖ゼリーを選んで食べたが、コロブス類はまんべんなく食べ、甘みに対する嗜好(しこう)性を示さなかった。

 ただ、コロブス類もニホンザルなどと同様に甘みを感じる遺伝子は保持しているが今回、機能していないことも確認された。

 コロブス類はこれまで、苦みに対しても鈍感なことが確認されており、今井教授は「他の動物との競争を避けて葉食になるために、あえて“味オンチ”に進化した可能性がある」と話している。

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